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口腔のサルコペニアと摂食嚥下障害
当コンテンツ概要 |
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当コンテンツは、日本静脈経腸栄養学会 第29回学術大会にて、株式会社東京技研の共催により開催されたランチョンセミナー【口腔のサルコペニアと摂食嚥下障害】をOralStudioが取材し、まとめたコンテンツです。 |
死因からリスクを読み取る |
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みなさんご存知のとおり、現在【肺炎】は死因の第3位ですが、肺炎死亡者のうち65歳以上の方が占める割合はなんと96.8%で、特に嚥下機能が低下している高齢者では誤嚥性肺炎が大きな問題となっています。誤嚥性肺炎は、唾液や口腔内の汚れ等を少量・頻回・不顕性に誤嚥することで発症リスクが増加します。 |
窒息の実情:毎日の死亡数 |
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死亡につながる窒息が発生している場所は?誤嚥は誤嚥性肺炎の原因だけではありません。多量の食物を誤嚥した場合は窒息し、適切な対応を行わなければ死に直結します。大変悲しいことですが、食物誤嚥により日本では毎日14.1人の方が窒息死されています。窒息死発生場所を分析すると驚くべき実情でした。 |
窒息の実情:原因と状態 |
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窒息の原因は?東京都消防庁発表のデータより、救急搬送された人数を世代別にみていくと0~2歳及び60歳代以上で急激に増加していることがわかります。0~2歳においては嚥下機能が未成熟であることや異物飲込みなどの原因を想像できますが、60歳代以上における原因はなんでしょうか? |
窒息時の対応 |
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必ず窒息時基本対応マニュアルを作成し、職員間で情報共有しておきましょう。 |
サルコペニアとは何か?対応は? |
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サルコペニアとは?広義には「すべての原因による筋肉量と筋力の低下」狭義には「加齢に伴う筋肉量の低下」と定義されます。 |
食べるために必要な環境と機能とは? |
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【「食べる」ためには何が大切?】適切な【口腔環境】と【口腔機能】があってはじめて食べることが可能となります。 |
口腔乾燥に対する当院の対応 |
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口腔乾燥の弊害。口腔が乾燥していると、口腔内の湿潤が失われるため口腔周囲筋の動きが悪くなります。起き抜けのパサパサした口の中を想像してみてください。また唾液はフィルムのように口腔内を覆って自浄作用に貢献しているので、口腔乾燥が発生すると口腔内は汚染されやすい状態になります。また口腔粘膜ももろくなり、傷付きやすくなってしまいます。 |
口腔乾燥を改善すると… |
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口腔乾燥が舌の運動機能を障害。口腔乾燥がひどく口腔内に痂皮がある場合、精一杯のあっかんべーもここまでしかできません(左写真)。しかし適切な口腔ケア&保湿剤使用を行うと、ここまであっかんべーができるのです(右写真)。まさに口腔乾燥が舌の運動機能を障害しているのです。口腔ケアをするということは、すなわち、衛生的なお口の環境を整えた上で口が自由に動く・嚥下運動ができるような状態にするということであると再認識させてくれる症例ですね。 |
無意識で自発的な嚥下リハビリ |
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私たちは、普段3分に1回、食べているときは20秒に1回、寝ているときは12分に1回、嚥下運動をしています。先のコンテンツでご紹介した患者さんのようなケースでは口腔乾燥への対応をキッチリと行えば舌が自由に動くことができるようになり、覚醒時には3分に1回、1日に約600回、自発的に嚥下運動を行ってくれるわけです。 |
舌や頬のチカラと摂食嚥下 |
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歯並びを維持するチカラ。一見、嚥下と関係なさそうですが、ちょっと考えてください。みなさんのお口の中の歯は、なぜ今日ここにあり、明日も明後日も移動せずにここに留まっているのでしょうか? |
症例紹介:舌機能の低下と舌接触補助床の適用 |
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パーキンソン病のため、舌の運動機能低下により咀嚼(食塊形成)がうまくできない患者さんに舌接触補助床を適用した症例をご紹介します。 |
症例紹介: 嚥下機能障害-嚥下筋群の機能低下症例 |
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嚥下障害は重大な事故につながるにもかかわらず適切な治療が行われていないというケースが多いものです。食事前に頸部や舌の運動・リハビリを行うことで、食べやすくなる方がたくさんおられます。在宅でも行えますね。 |
口腔のサルコペニアを予防するために -当院の取り組み- |
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私は5年にわたり札幌西円山病院で約2000名に対して栄養摂取方法と平均生存日数に関する追跡調査を行いました。その結果、口から食べられなくなった高齢者は体調を崩したり短期間で亡くなる傾向にあることがわかりました。 |
カンジダ感染について
カンジダ:口の中にカビ(!?)その正体とは? |
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カンジダとはいったい何なのか!!?口腔カンジダ症、皮膚カンジダ症、外陰膣カンジダ症を引き起こすカンジダ菌について、理解を深めましょう。 |
カンジダが病気を起こすわけ |
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カンジダは常在菌です。すなわち、皆さんの体に普通に生息している菌です。ではいったい、どのようなきっかけで病原性を発揮するようになるのでしょうか?ここではカンジダの体内での分布や病原性を示す過程を説明します。 |
口腔カンジダ症とは? |
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カンジダが口腔内において病原性を発揮した「口腔カンジダ症」とはいったいどのようなものでしょうか?超高齢化社会の日本において、日々口腔を診ている歯科医療従事者である我々が、注意して観察することが必要であると感じます。 |
カンジダの知られざる病原性 |
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カンジダというと、口腔カンジダ症のみに目を奪われがちですが、う蝕や歯周病とも密接な関係があるのをご存じですか? 更に、口腔内で増殖したカンジダが全身疾患にも大きく関係していることが近年の研究で明らかとなってきました。ここでは、カンジダの「う蝕」「歯周病」「義歯」「肺炎」「血行性疾患」「アトピー」との関係をご紹介します。 |
カンジダ症の治療について |
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前述のコンテンツより、カンジダが様々な為害性を生体に対し及ぼすことがお分かり頂けたと思います。次に大切なことは、カンジダ症を発症してしまったらどのように治療するかということ。真菌に対する薬剤についてもお話しします。 |
口腔カンジダ症の予防 |
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今までカンジダ、カンジダ症、治療法についてお話してきましたが、最後に口腔カンジダ症にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。その予防方法についてお知らせします。 |
【重要】口腔内のカンジダと全身疾患の関係 |
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口腔内のカンジダは、歯科疾患のみを引起すわけではありません。それよりも口腔内で増殖したカンジダ症が様々な全身疾患に関与していることが明らかとなってきております。このような認識を歯科医療従事者がキッチリと持ち、日々の診療に生物学(細菌学)的視点を導入していただけますと幸いです。 |
介護新聞より ~口腔ケア~
口腔ケアの重要性 |
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口腔ケアの重要性:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです |
要介護高齢者に対する口腔ケアの心構え |
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要介護高齢者に対する口腔ケアの心構え:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケアの手順 |
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口腔ケアの手順:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケアの重要性 番外編 ― 1 ― |
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番外編1Oral Studio創設者の活動徒然:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
有病者に対する口腔ケアの心構え |
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有病者に対する口腔ケアの心構え:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
有病者に対するケアや口腔乾燥について |
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有病者に対するケアや口腔乾燥について:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
歯ブラシ選別について |
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歯ブラシ選別について:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
葉酸・粘膜ケアについて |
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粘膜ケアについて:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔乾燥について |
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口腔乾燥について:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケア 質疑応答 ― 1 ― |
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口腔ケア質疑応答 Part 1:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケア 質疑応答 ― 2 ― |
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口腔ケア質疑応答 Part 2:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
介護予防 ― 口腔機能向上 ― |
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介護予防 - 口腔機能向上 - :本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケアの重要性 番外編 ― 2 ― |
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番外編2勉強会徒然:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。 |
口腔ケアと誤嚥性肺炎 |
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口腔ケアと誤嚥性肺炎:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。介護や医療業界で高齢者・有病者に携わっておられる方の一助になればと考え、コンテンツアップします。 |
求められるチームケア |
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求められるチームケア:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。介護や医療業界で高齢者・有病者に携わっておられる方の一助になればと考え、コンテンツアップします。 |
歯科介入なしに口腔ケア |
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歯科介入なしに口腔ケア:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。介護や医療業界で高齢者・有病者に携わっておられる方の一助になればと考え、コンテンツアップします。 |
口腔乾燥徒然・・・ |
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口腔乾燥徒然:本コンテンツは、北海道医療新聞社が刊行している介護新聞に連載した内容を改変したものです。介護や医療業界で高齢者・有病者に携わっておられる方の一助になればと考え、コンテンツアップします。 |
嚥下反射・咳反射
サブスタンスPとは? |
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一部の医療従事者においてかなり注目を集めている物質であるサブスタンスP(P物質)。物質としての特徴を簡単に示す。 |
下反射や咳反射に関わるサブスタンスP |
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摂食嚥下は口腔に大きくかかわりがあり、かつ、全身の栄養維持管理にも大きく影響する機能であるため、歯科医療従事者にとっては基本的事項である。嚥下反射に大きく関わるサブスタンスPについて解説する。 |
ドーパミン補充療法 |
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サブスタンスPの蓄積(生成)を補助するドーパミン補充法やドーパミン合成促進剤について。 |
ACE阻害薬 |
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サブスタンスPの蓄積(生成)・放出を補助する効果があるACE阻害薬について |
カプサイシン |
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サブスタンスPの放出を協力にサポートするカプサイシンについて |
食事温度 |
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サブスタンスPの放出を補助する食事温度について |
葉酸・ビタミンB12欠乏 |
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葉酸とビタミンB12の低下は嚥下反射の低下につながる。葉酸とビタミンB12について”嚥下反射”の観点から簡単に説明する。 |
義歯床例
歯科臨床インフォメーション 義歯難症例における一対応 |
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超高齢化および歯牙保存的歯科治療が広まるに伴い、今後ますます義歯の難症例が増加するものと考えられる。本稿では、義歯作製のための印象採得や咬合採得が困難なケースに対し,できる限り治療を簡便にし、患者さまへのストレスを軽減するための一対応を示す。 |