transient ischemic attack,TIA
transient ischemic attack,TIA
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分野名
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解説
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【概要】
微小塞栓・血栓による一過性、局所性の脳血流障害
→脳の局所が虚血状態に
→局所症候が急速に出現
→症状が24時間以内(多くは1時間以内)に完全に消失する
(TIAといわれる:transient ischemic attack,)
このような病態をいう
【広義には・・・】
血圧低下などによる脳灌流圧低下や一過性の低血糖による虚血状態も含む
【狭義には・・・】
・内頸動脈系に発生
→症候は片側に出現
運動・感覚障害、視力消失、失語など
発作回数は少ない
症状は毎回同じことが多い
脳腫瘍、てんかん発作、アダムス・ストークス症候群などとの鑑別が重要
・椎骨脳底動脈系に発生
→症候は身体の片側、両側など多彩
発作回数は多く、発作ごとに症候は変動
もっとも多い症候はめまいで、メニエール症候群との鑑別が重要
脳梗塞に移行する率:
内頸動脈系TIA>椎骨脳底動脈系TIA
TIAのみを反復する率:
内頸動脈系TIA<椎骨脳底動脈系TIA
【予防】
TIAの再発、TIAから脳梗塞の発症を防ぐ目的で血小板凝集阻止薬(アスピリン、チクロピジンなど)を投与
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