atrioventricular block
atrioventricular block
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分野名
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解説
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【概要】
心房・心室間の興奮伝導障害を房室ブロックという
【詳細】
房室間の興奮伝導は特殊な構造
→刺激伝導系の他の部分に比べて伝導速度がおよそ1/100
→伝導障害が起こりやすい
房室ブロックはその伝導障害の程度により第1ー3度に分類
・第1度:
房室伝導時間が延長しているもの。
心電図上のPQ時間が0.21秒以上になった状態。
・第2度:
房室伝導時間が延長しているだけでなく、心拍によっては心房の興奮が心室に伝わらなくなる。
心電図上、PQ間隔が伸び、心拍によってはP波は見られても心室の興奮に伴うQRS群とT波がみられない。
・第3度:
房室伝導がまったく行われず、心房と心室は独立して興奮と収縮を行っている状態。
完全房室ブロックとも呼ばれる。
心電図上P波とQRS群およびT波は1:1に対応せず、心室は独自のリズムで興奮する。
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