異常嚥下癖
イジョウエンゲヘキ
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分野名
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解説
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【概要】
・正常な嚥下
→通常上下顎の歯が接触し、舌は歯列の後方に位置した状態で行われる
・異常な嚥下
→嚥下時に舌が突出し上下顎歯列間に舌が介在し、上下顎の歯が接触しないまま嚥下が行われる
【特徴】
・正常な嚥下時
→側頭筋、咬筋の収縮がみられる
・異常嚥下癖
→口輪筋、オトガイ筋、頬筋の収縮を伴い、咬筋はほとんど収縮しない
←開咬が見られる
・異常嚥下癖が継続すると歯列・咬合の異常を起こしやすい
【ワンポイント】
・吸指癖
年齢:1 - 2歳ころまでは生理的( - 4歳ごろ)
症状:開咬、上顎前突、V字型歯列弓、上顎狭窄、下顎前歯の舌側傾斜
治療:心理療法、行動療法、経過観察→ 筋機能訓練等
・咬爪癖
症状:正中離開、前歯切端の咬耗
・咬唇癖
症状:上顎→反対咬合下唇→上顎前突
・弄舌癖(舌突出癖)
症状:上顎前突、開咬
・異常嚥下
症状:開咬、発音障害
・口呼吸
症状:アデノイド顔貌
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