ウイルス感染症
ウイルスカンセンショウ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
・ウイルスによる感染症
・ウイルスは宿主細胞の代謝系を利用して自己を複製・増殖させる(偏性細胞内寄生)
【詳細】
ウイルスの構造:
1本鎖、二本鎖ないしは環状の核酸(DNA,RNAのいずれか一方)を含むコア部分とそれを被包するカプシドより構成される
カプシドの外側にエンベロープやスパイクをもつものもある
複製、増殖:
自身のエネルギーで複製・増殖できないので、細胞に侵入し、宿主細胞の代謝系を利用して自己を複製、増殖する
細胞への侵入:
細胞への侵入は「吸着」より始まる。
吸着は細胞表面の受容体とウィルスの結合により起こる。このため、ウイルス受容体を持った吸着しやすい細胞・組織がある。これを向性という。
肝向性、肺向性、神経向性などがある。
宿主反応:
アポトーシスやリンパ球浸潤が一般的
好中球浸潤がない非化膿性炎症
血中に放出されたウイルスには中和抗体が産生される
潜伏感染・持続感染では、細胞性免疫の低下したときに再発・再燃が起こる
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。