エフェクターT細胞
エフェクターTサイボウ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
細胞性免疫における細胞障害性CD8T細胞とTH1細胞
体液性免疫におけるTH2・TH1細胞
【詳細】
エフェクターT細胞とは、細胞性免疫における細胞障害性CD8T細胞とTH1細胞、体液性免疫におけるTH2・TH1細胞であり、細胞性免疫応答は細胞傷害性T細胞による感染細胞の破壊、TH1細胞により活性化されたマクロファージによる細胞内病原体の破壊など、原則的に細胞内の病原体に対する感染防御に働く。
またTH1細胞は強いオプソニン効果を持つ抗体産生を促すことで体液性免疫にも貢献している。
一方、TH2細胞は、ナイーブB細胞を活性化しIgM抗体を産生させ、続いてIgG1、IgG3(マウス)やIgG2、IgG4(ヒト)などの弱いオプソニン化能をもつ抗体、またIgA、IgE抗体(ヒトおよびマウス)の産生を誘導する。これらの抗体はすべて体液性免疫に働き、基本的に細胞外の病原体に作用する。しかし、多くの病原体の感染防御機構では、両方の系が働く。
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。