嚥下反射
エンゲハンシャ
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分野名
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解説
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【概要】
嚥下運動がおこる反射のこと
口腔咽頭部に食物や水分が到達→反射性の嚥下運動が誘発
【詳細】
嚥下反射が起こるメカニズムは以下の通り
・軟口蓋が拳上→鼻開口部が閉鎖
・喉頭蓋と声門が閉鎖→喉頭・気管への開口部も閉鎖
→食道への開口部のみが開いている状態
→咽頭収縮筋により食塊は食道へ移動するしかなくなる
→これを嚥下運動の反射相という
咽頭部受容体からの求心性入力によって順次遂行
【神経支配】
求心路:舌咽神経と迷走神経の求心性線維
嚥下中枢:下部脳幹の網様体にある
遠心路:軟口蓋、喉頭蓋、咽頭収縮筋などを支配する運動ニューロン群で、舌咽神経と迷走神経の遠心線維を介して投射する。
参考文献:標準生理学 医学書院
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