基礎疾患と歯科治療
キソシッカントシカチリョウ
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分野名
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解説
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【各疾患と歯科治療の注意点】
●気管支喘息
・NSAIDsは避ける
・その他、ヒスタミン遊離作用、副交感神経刺激作用があるものは避ける
ex.バルビタ-ル、ネオスチグミン、モルヒネ、d-ツボクラリン、エステル型
●狭心症
・ストレス、カテコ-ルアミン(カテコラミン)避ける(エピネフリン避ける)→鎮静法
・発作にはニトログリセリン
●心筋梗塞
・発作から6ヶ月は治療を避ける
●細菌性心内膜炎
・心疾患患者には抗生物質術前投与(アモキシシリン2.0g)
●ペースメ-カ-装着
・電気メス、超音波スケ-ラー、電気的根管長測定、MRI禁忌!
●高血圧症
・ストレス、カテコ-ルアミン避ける(エピネフリン避ける)→鎮静法
●DM
・ストレス、カテコ-ルアミン避ける(エピネフリン避ける)
・易感染性→術後感染予防、腎毒性少ない抗生物質
・低血糖性ショック→糖質投与
●甲状腺機能亢進症
・カテコ-ルアミン避ける(エピネフリン避ける)、アトロピン避ける
●胃・十二指腸潰瘍
・NSAIDsは避ける
●肝疾患
・活動期の観血的処置禁忌!
・ハロタン、バルビツ-ル酸、アミド型局所麻酔薬、スキサメトニウム避ける
・凝固時間↑
●腎疾患
・腎障害の少ない抗生物質
・易感染性対策
●ネフロ-ゼ症候群
・副腎皮質ステロイド服用→ステロイドカバー
・創傷治癒不全
・易感染性
・高血圧、心不全、貧血、出血傾向など合併
●脳梗塞
・発症6ヶ月以内は避ける
・抗凝固薬使用の有無
●てんかん
・抗けいれん薬は直前まで投与を続ける
●人工透析
・透析の翌日がbetter
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