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偽膜性大腸炎

ギマクセイダイチョウエン

分野名

健康づくり

解説

【概要】
抗菌薬投与後に発症する薬物起因性大腸炎
←抗生剤による大腸細菌叢の菌交代症が原因

重篤な基礎疾患を有する患者や、老年者に比較的多く発症


【原因菌】
菌交代症により異常増殖した嫌気性グラム陽性桿菌Clostridium difficileが原因である。
本細菌の産生する毒素(CDトキシン)により大腸粘膜が傷害され発症


【原因薬剤】
クリンダマイシン、リンコマイシンに多い


【症状】
抗菌薬治療開始後1週間前後で発現することが多い

症状の発現
→単なる軟便から出血性下痢、腹痛、発熱、タンパク漏出性腸症など広範囲にわたる。


【治療】
抗菌薬の中止と全身管理
重篤例→バンコマイシン、メトロニダゾールなどC.difficileに有効な薬剤投与を行う


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