吸指癖
キュウシヘキ
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分野名
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解説
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≪概要≫
・「指しゃぶり」ともいわれる
・吸指癖は乳児期では一般にみられ、胎児でもすでにみられることから、吸啜と関係した生理的なものと考えられている
・吸指癖は、1 - 2歳を過ぎると習慣として日常生活に定着しやすくなり習慣化するが、3歳を過ぎるとしだいに減少し、5歳ではごく一部にみられるのみとなる
【特徴】
・1 - 2歳ころまでは生理的( - 4歳ごろ)
・開咬、上顎前突、V字型歯列弓、上顎狭窄、下顎前歯の舌側傾斜
【治療】
・心理療法、行動療法、経過観察→筋機能訓練等
≪口腔への影響≫
・吸指癖の期間、頻度、吸う強さ、時間により異なり、4歳ころまでに止めれば歯列・咬合への影響は少ない
・4歳を過ぎても吸指癖がみられる場合には、咬合誘導上、吸指癖を止めさせていく対応が望ましい
【ワンポイント】
・吸指癖
年齢:1 - 2歳ころまでは生理的( - 4歳ごろ)
症状:開咬、上顎前突、V字型歯列弓、上顎狭窄、下顎前歯の舌側傾斜
治療:心理療法、行動療法、経過観察→ 筋機能訓練等
・咬爪癖
症状:正中離開、前歯切端の咬耗
・咬唇癖
症状:上顎→反対咬合下唇→上顎前突
・弄舌癖(舌突出癖)
症状:上顎前突、開咬
・異常嚥下
症状:開咬、発音障害
・口呼吸
症状:アデノイド顔貌
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