頸部聴診法
ケイブチョウシンホウ
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分野名
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解説
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【目的】
・誤嚥や咽頭残留の検出のために行う聴診検査
【特長】
・梨状陥凹の残留を誤嚥前に確認できる
・患者自身にこの方法を伝え、残留・誤嚥を自覚させることも可能
【手法】
(1)咳嗽や吸引などで口腔・咽頭の貯留物を除去しておく
(2)喉頭挙上を妨げない場所に聴診器を置く
(3)1~5ccの冷水・氷片を嚥下させる
【診断】
濁った湿性音・うがい様の音・泡立つ様な音
→誤嚥・声門上流入・梨状陥凹への残留が疑われる
【留意点】
・異常音の判定に熟練が必要
・患者の呼気が弱い・喉頭蓋谷の残留・不顕性誤嚥などの検出不可
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