口腔
コウクウ
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分野名
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解説
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【口腔粘膜】
・粘膜上皮・粘膜固有層・粘膜下組織の3層で構成
・感覚受容器としての役割
・機械的刺激や細菌の侵襲に対する防御層
<咀嚼粘膜>
・歯肉・硬口蓋
・咀嚼の際に伴う機械的刺激を強く受ける部分
・非可動性
<被覆粘膜>
・口唇・頬・軟口蓋・歯槽粘膜・舌下面・口腔面
・咀嚼の際、強い刺激を受けない部分
・可動性
<特殊粘膜>
・舌背面
・味覚の受容器がある部分
【口唇】
・顔面神経支配
口輪筋-口唇を閉じる
頬筋 -口角を外側に引き、口裂を閉じる
笑筋 -笑う時に働き、口角を外側に引き、えくぼをつくる
【口蓋】
・口蓋帆張筋以外は舌咽迷走神経(咽頭神経叢)支配
硬口蓋-上皮が角質化している。
軟口蓋ー腱膜と横紋筋からなる口蓋筋がある。
口蓋帆張筋 ・三叉神経
・口蓋帆を緊張
口蓋帆挙筋-口蓋帆を挙上
口蓋垂筋 -口蓋垂を短くする
口蓋咽頭・口蓋舌筋-口蓋帆を下げる
【頬】
・口腔の側壁を構成
・口唇と同様の頬筋がある。
【舌】
・前方2/3を舌体といい後方1/3を舌根という。
・舌体には舌乳頭があり、糸状乳頭・茸状乳頭
葉状乳頭・有郭乳頭に分けられる。
内舌筋-舌内にあり舌の形を変える
縦舌筋-前後運動
横舌筋-左右運動
垂直舌筋-上下運動
外舌筋-舌の外から舌内に分布し、舌の位置を変化
オトガイ舌筋-突出、オトガイの方へ引く
舌骨舌筋・小角舌筋-舌根を後下方へ引く
茎突舌筋ー後上方へ引く
<神経支配>
内舌筋・外舌筋-舌下神経
舌前2/3の味覚-鼓索神経(顔面神経)
舌後1/3の味覚-舌咽神経
喉頭蓋・咽頭部-迷走神経
【歯】
食物の摂食・切断・咀嚼など
【唾液腺】
<大唾液腺>
耳下腺・顎下線・舌下腺口腔の特定の場所に分泌
<小唾液腺>
・口唇腺・頬腺・口蓋腺・臼歯腺・舌腺
口腔粘膜の粘膜下組織に分布
・口腔の広範囲に分泌
<神経支配>
唾液腺-交感神経と副交感神経が支配
耳下腺の副交感神経-舌咽神経
顎下腺・舌下腺-副交感神経 顔面神経
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