抗血栓療法
コウケッセンリョウホウ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
・抗血栓剤(血小板凝集抑制剤、抗凝固薬、血栓溶解剤)を服用
・アスピリン
・血栓症の進行予防、危険因子を持つ患者の血栓予防・再発防止
【アスピリンの抗血栓作用:】
血小板のシクロオキシゲナーゼをアセチル化
→ 不可逆的に阻害
→ トロンボキサンA2(TXA2)生成阻害
← トロンボキサンA2は血小板凝集作用がある
【ダビガトランの抗血栓作用:】
直接トロンビン阻害薬である。
第Ⅱa因子であるトロンビンの活性部位に結合
→ 作用阻害
→ 血液凝固阻害
【チクロピジン塩酸塩の抗血栓作用:】
血小板の1次凝集と2次凝集を阻害
【ヘパリンナトリウムの抗血栓作用:】
アンチトロンビンと結合
→ アンチトロンビンの抗凝固活性を高める
← Xa因子やトロンビンを阻害し抗凝固活性を発揮
【ワルファリンカリウムの抗血栓作用:】
ビタミンKと拮抗
→ 肝臓にてビタミンK依存性凝固因子の合成を阻害
← 第Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。