小泉門
ショウセンモン
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分野名
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解説
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【泉門】
・新生児の頭蓋冠を構成する各頭蓋骨の周縁部で3個以上の骨が会合し、2つ以上の縫合が交わる部分を泉門という
・大泉門、小泉門、前側頭泉門、後側頭泉門がある
・これらの泉門閉鎖時期が早いと小頭症、遅いと水頭症やくる病が疑われる
【小泉門】
ラムダ縫合と矢状縫合の結合部分にある三角形の間隙を小泉門といい、閉鎖時期は出生後1~2か月である
【参考:大泉門】
・新生児頭蓋泉門のなかで、もっとも広いのが大泉門である
・大泉門は2個の頭頂骨と2個の前頭骨が会合する場所にあり、左右の頭頂骨の間の矢状縫合と前頭骨左右の頭頂骨との間の冠状縫合と前頭縫合の3縫合の接合点にあり、大きな菱形を呈している
・大泉門の閉鎖時期は1歳6か月~2歳である
・閉鎖前には拍動が触れる
【参考:前側頭泉門】
冠状縫合と鱗状縫合の交点を前側頭泉門といい、閉鎖時期は6か月~1歳である
【参考:後側頭泉門】
ラムダ縫合と鱗状縫合の交点を後側頭泉門といい、閉鎖時期は1歳~1歳6か月である
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