初回通過効果
ショカイツウカコウカ
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分野名
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解説
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【概要】
薬を経口投与すると一度肝臓で代謝を受け薬物が変化する。このこと。
【詳細】
消化管粘膜(口腔・直腸除く)から吸収される薬物は、吸収の過程で門脈から肝臓を経由(門脈経路)。
一方、脂溶性の著しく高い薬物はリンパ管経由で吸収される場合、吸収の過程で肝臓や消化管壁に存在する酵素によって代謝されて、投与された薬物の一部しか有効な形で全身循環に現れないことになる。これを初回通過効果という。
初回通過効果の著しい薬物には、ニトログリセリン、プロプラノロール、リドカイン、ペンタゾシンなどがある。
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