セフェム系抗生物質
セフェムケイコウセイブッシツ
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分野名
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解説
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【特徴】
・βラクタム系
・広い抗菌スペクトル→グラム陽性、陰性菌に有効
・ペニシリン耐性ブドウ球菌に使用可(ペニシリナーゼで分解されない)
《分類》
・化学構造からセファロスポリン剤とセファマイシン剤に分類される
・半合成品の開発が進み、開発年次と抗菌活性の特徴で第1~3世代、第4世代(新世代)に分類される
《体内動態》
・胎盤に移行、正常中枢神経系には移行しない(第3世代は移行良好)
・ほとんど代謝されず、主に腎より排泄(セファペラゾン、セフォテタンは胆汁への排泄が多く、腎不全患者に用いやすい)
【注意】
・過敏症(ペニシリンより少ない)
・腎毒性
・菌交代症
・ビタミン欠乏症
・出血傾向(ビタミンK→肝臓でのプロトロンビン生合成に必要)
・一般的注意:十分な問診
・禁忌:ペニシリンと同様
・慎重投与:ペニシリンと同様
・高齢者:生理機能低下→副作用出やすい
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