先天性エプーリス
センテンセイエプーリス
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分野名
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解説
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≪概要≫
新生児の生下時に歯肉にみられる限局性小腫瘤で、組織像は顆粒細胞腫と同様の所見を呈するものが多い
≪組織由来≫
神経原説、線維芽細胞説、歯肉粘膜の基底細胞説、血管原説などがあるが、歯胚との関係を重視する説もあり一定しない
≪状態≫
類円形・弾性硬・表面平滑・有茎性の腫瘤
≪組織像≫
・角化した重層扁平上皮に被覆されている
・好酸性の細顆粒を持つ円形ないし多角形の大型の顆粒細胞
≪頻度、性差≫
この型のエプーリスはかなりまれなもので、患児は10:1で女児が圧倒的に多い
≪好発部位≫
上顎切歯の萌出部位であり、下顎切歯部にもみられるが臼歯部には少ない
≪治療法≫
摘出手術で、通常、切除後に再発することはない
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