微生物の侵入による炎症
ニセイブツノシンニュウニヨルエンショウ
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分野名
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解説
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【概要】
微生物はマクロファージのTLRで非自己と認識される
→免疫系の反応
【詳細】
微生物はマクロファージのTLRで非自己と認識
→マクロファージはサイカインを放出
IL-1、IL-6、TNF-αは発熱を引きおこす。
IL-8は好中球、好塩基球、T細胞を感染部位に誘導し、これらが微生物を排除。
白血球が感染部位に一時的に蓄積することで炎症を発症
→発熱・発赤・疼痛・更には機能障害が生じる
感染初期:主な細胞は好中球であり、炎症・感染局所に大量に動員
感染後期:リンパ球が関与、リンパ球は輸入リンパ管を介して感染部位から運ばれてくる抗原により活性化される
【局所的炎症】
侵入してきた細菌の貪食は、細菌の表面上に結合した補体の活性化によっても引き起こされる。
C5a、C3a、C4aは局所の血管に直接作用して血流の増大、血管透過性の亢進、食細胞の血管内皮細胞への結合能の増加を引き起こし、炎症能を惹起する。
C5aはマスト細胞のヒスタミン化やTNF-αなどの伝達物質を産出することによって間接的に炎症惹起に関与する。
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