歯のフッ素症
ハノフッソショウ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
歯の石灰化の時期に過量のフッ素を継続的に摂取することによって起こる歯の石灰化不全のひとつ
→ 乳歯に発現することはまれ
→ 永久歯前歯部唇面に左右対称性に現れることが多い
齲蝕抵抗性が高い
歯の形成期の影響であるので、エナメル質の石灰化形成線または帯に沿って発現
エナメル質の全面に散在性白濁斑がみられることもある
【原因】
主として飲料水中のフッ素濃度に起因
【症状】
・エナメル質に白斑または白濁状に現れ、褐色または黒褐色をともなうこともある
・白濁状態が強くなるとエナメル質に実質欠損がみられる
【参考:斑状歯】
【概要】
・フッ素の継続的摂取による為害作用として発生するエナメル質の石灰化不全のひとつ
・歯のフッ素症の症状名である
【特徴】
・重症になるにつれて白斑・白濁部が多くなり、実質欠損や着色をともなうようになる
・永久歯に多い
・フッ素による白斑(フッ素濃度1~2ppm以上)
・第二乳臼歯発育不全による白斑
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。