放射線障害
ホウシャセンショウガイ
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分野名
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解説
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【特徴】
・障害の発生は臓器によって異なる
・放射線以外でも同様な障害が発生する
・遺伝的影響が次世代に引き継がれる事がある
・生殖腺の被爆と遺伝的障害には関係がある
【臓器別障害】
・胃腸障害
6-10Gyで死亡
・中枢神経障害
300Gyで死亡
・心臓障害
かなりの大量被曝でないと死亡しない
・肺障害
60Gyで死亡
・骨髄障害
2-6Gyで死亡
【口腔領域では…】
放射線治療を開始すると様々な副作用が発症します。発症順により
・早期有害事象
・晩期有害事象(照射6か月後)
に分かれます。
■頭頸部の場合
早期有害事象:口腔粘膜炎、皮膚炎、嚥下痛、味覚障害、唾液腺障害
晩期有害事象:顎骨壊死、唾液分泌低下によるう蝕、口腔乾燥の増悪
となります。
とくに周術期口腔管理では【口腔粘膜炎】による摂食障害が発生しやすいため、適切な口腔衛生管理が重要となります。
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