下顎管前方ループ
カガクカンゼンポウループ
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分野名
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解説
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【部位】
下顎管はオトガイ孔に開口する前に、いったんオトガイ孔前方部(近心)に進んで屈曲した後、オトガイ孔に開口
→このオトガイ孔より前方の屈曲する部分のこと
【インプラント埋入時の注意】
たとえオトガイ孔より前方に骨内インプラントを埋入しても、オトガイ孔前方部にある下顎管ループの下歯槽神経血管束を損傷させ、オトガイ神経領域に知覚障害を生じることがある。このために、前方ループの長さは臨床上重要な意味を持つ。
オトガイ孔近くにインプラントを埋入する場合、オトガイ孔から前方ループの長さが5mm以上有する症例もあることを念頭においてエックス線写真やCT写真でオトガイ孔付近を入念に観察するべきである。
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