顎骨周囲軟組織炎
ガクコツシュウイナンソシキエン
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分野名
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解説
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【概要】
波及路:
A.側咽頭隙(傍咽頭隙)、 B.翼突下顎隙、 C.咀嚼筋隙、 D.顎下隙、 E.舌下隙、 F.オトガイ下隙
感染が成立すると・・・
A:嚥下痛と呼吸障害
B、C:開口障害
D、E、F:2重舌まで認められる。
上顎大臼歯⇒Bから波及
下顎大臼歯⇒Cから波及
参考)口底蜂窩織炎とは、 DE.Fのうち、 2つ以上に炎症が波及したもの。
開口障害(運動)は認められるが、知覚障害は認められないので注意すること。
知覚障害(麻痺)ときたら骨髄炎Vincent症状と考えて間違えない。
処置:
まず切開、排膿。続いて抗菌薬←第一選択で外科処置
炎症が引いたら開口は正常になるので、リハビリの必要はない。
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