口唇裂
コウシンレツ
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分野名
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解説
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【発生】
胎児-4~8週(8週に完成)
【環境因子】
放射線、感染、化学物質、ホルモン、母体環境
【発生頻度】
・口唇口蓋裂では500~600人に1人
(口唇裂20~30%、口唇顎口蓋裂40~50%、口蓋裂単独20%)
・口唇裂のみでは男女比なし
・口唇顎口蓋裂では男に多い
【分類】
・片側性(右<左)<両側性
・完全裂>不完全裂
【手術時期】
・体重6kg(生後3か月頃)
【手術目的】
・口輪筋の再建
・キューピット弓の再建
・鼻腔底の形成
・鼻翼の形成
【術式】
<直線法>
・裂をそのまま縫うため、キレイにできない
<三角弁法> (テニソン法、ランダール法)
・裂の左右に三角弁を作成し、上口唇に挿入することでより自然な形となる
<ミラード法>
・欠損部分に患測口唇を挿入する。
・鼻翼も引き締まる。
<マリケン法>
両側唇裂を1度で再建する方法。
【二次手術 手術時期】
・就学前に行なう(必要であれば)
【二次手術 術式】
<Abbe法(唇弁反転術)>
・初回手術に形成された上口唇の瘢痕に植皮を行う手術。
・上口唇中央部の瘢痕を切り取り、欠損部に下口唇の組織を植皮する。
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