根尖性骨性異形成症
コンセンセイコツセイイケイセイショウ
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分野名
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解説
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【概要】
骨に関連する腫瘍状病変
以前は、根尖性セメント質異形成症と呼ばれていた
【詳細】
■臨床所見:
中年以降の女性、臼歯部根尖、前歯部根尖多発例
■エックス線所見
病気は I - III 期に分かれている。
◇第 I 期:骨融解期
・歯根尖部に境界明瞭な類円形(直径2cm以内)の透過像あり、その周辺に骨硬化帯(縁)はない
・歯は生活歯
・多発性の傾向
・歯根肉芽腫との鑑別困難
◇第 II 期:セメント質形成期
・嚢胞様透過像の中に石灰化像が出現
・セメント質形成繊維腫と鑑別困難
◇第 III 期:成熟期
・境界明瞭な類円形の不透過像の周辺に1層の透過帯(縁)がある
・セメント質肥大と鑑別困難
■治療:
治療不要。感染が加わったものは摘出術
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