急性下顎骨骨膜炎
キュウセイカガクコツコツマクエン
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分野名
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解説
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【概要】
智歯に起因することが多い
下頬部から顎下部にかけて広範囲な腫脹と発赤がみられる
【詳細】
■原因
根尖性歯周炎、辺縁性歯周炎より下顎骨膜周囲に炎症拡大、口腔常在菌が原因菌
■症状
発熱、倦怠感、食欲不振
角部・顎下部の腫脹・発熱・疼痛、開口障害、嚥下障害
骨膜下、顎下隙に膿瘍形成
原因歯の打診痛・咬合痛・動揺、原因歯周囲歯
■エックス線写真
口内法(原因歯)
■臨床検査
血液一般、血清生化学、尿検
■臨床細菌検査
塗抹、培養、感受性
■治療
安静、栄養補給、抗菌薬投与、切開排膿(骨膜下、顎下部)、冷湿布、消炎後に原因歯の処置
■鑑別
急性下顎骨骨髄炎、口底炎、非典型的放線菌症
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