吸入麻酔薬
キュウニュウマスイヤク
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分野名
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解説
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【概要】
代表的な吸入麻酔薬は以下の通り
■ 笑気
・吸入麻酔薬としては50 - 70%で使用する。
・鎮静法では笑気濃度30%以下の範囲で用いる。
・気道刺激性がないので、喘息患者にも使用可能。(バルビツレイトは気道刺激性あり。)
・筋弛緩作用なし。
・導入・覚醒速い。
・維持期、覚醒時の拡散性低酸素症に注意が必要。
・禁忌・・・体内閉鎖腔の生じる疾患(気胸など)、妊婦、上気道感染、重度MR
■ セボフルラン
・導入・覚醒が速い。
・エピネフリンの併用が可能。
・呼吸、循環抑制が軽度。
■ イソフルラン
・脳圧を上昇させない。
・体内代謝率が低い。
■ ハロタン
・強い麻酔作用を持つが、鎮痛作用は弱い。
・肝障害を起こしやすい。
・禁忌・・・エピネフリンの併用(エピネフリンの併用で心室性期外収縮を引き起こす。)
【参考:揮発性吸入麻酔薬に共通する事項】
・呼吸、循環の抑制
・気管支拡張作用
・非脱分極性筋弛緩薬の作用を増強
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