ショ糖摂取制限
ショトウセッシュセイゲン
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分野名
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解説
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【概要】
齲蝕予防における重要な方法の1つ
低年齢児、とくに3歳までの小児の齲蝕治療はきわめて難しく、この時期の小児を齲蝕から守るには、間食を取る場所と時間を指導することによりショ糖の摂取回数を制限する方法がもっとも有効
【ショ糖(スクロース)】
≪概要≫
二糖類の一種
≪所在≫
・光合成能力を持つ、あらゆる植物中に存在
・特にサトウキビ、ビート(てんさい大根)に多い
・いわゆる砂糖の80%以上がショ糖
≪構造式≫
C12H22O11(分子量342.3)
ブドウ糖と果糖がα1→2結合でつながったもの
≪特色≫
(1)体内でブドウ糖と果糖に分解、果糖も最終的にブドウ糖として利用
(2)口腔内では口腔細菌によって分解され、不溶性グルカン(菌体外多糖)としてプラークマトリクスの原料となったり、酸(主に乳酸)となって、エナメル質の脱灰(う蝕)を引き起こす、う蝕誘発性(++)
≪用途≫
甘味料として、あらゆる食品や料理に使用
≪う蝕誘発性≫
・う蝕誘発性細菌のもつ酵素グルコシルトランスフェラーゼによって以下の反応を受ける→う蝕誘発性は大
ショ糖⇒不溶性グルカン(→歯面への付着)+果糖,ブドウ糖(→発酵→酸産生の基質)
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