先天性風疹症候群
センテンセイフウシンショウコウグン
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分野名
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解説
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【概要】
妊娠初期に妊婦が風疹に感染することによって、新生児にさまざまな奇形や障害をもたらす症候群のことで、母親が無症状であっても発生する可能性がある。
妊娠した女性が、風疹に対する抗体をもってないまま、初感染で風疹ウイルスに罹患して、しかも妊娠初期の胎児の器管形成が体内で行われているときに、風疹ウイルスによって胎児に先天異常をもたらす疾患のこと。
【予防方法】
これから妊娠する予定のある女性で、風疹罹患歴または風疹ワクチン接種歴のない方は、予防接種を受けることで先天性風疹症候群の発生を予防できる。
【罹患リスク】
妊娠4週目までに罹患した場合50パーセント以上(つまり受精から考えて)
5~8週で35パーセント
9~12週で15パーセント
13~16週で8パーセント
20週以降はほとんど影響はない。
つまりきわめて妊娠ごく初期の罹患リスクが高いと考えられる。
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【症状】
典型的な症状は、心奇形・難聴・白内障である。
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