小児歯科

【乳歯の一般的特徴】
・エナメル質、象牙質ともに永久歯の約半分の厚さで石灰化度も低い
・歯髄腔は大きく、髄角が発達している(露髄しやすい)
・水分や有機成分が多く、耐酸性が弱い
・上下10本（計20本）
5種類
・乳中切歯
・乳側切歯
・乳犬歯
・第一乳臼歯
・第二乳臼歯

【永久歯との相違点】
・乳歯は青白色である
・永久歯に比べて近遠心幅径が大きい
・裂溝や小窩が深い

【乳臼歯の特徴】
・上顎第一乳臼歯・・・2 - 3咬頭、3根
・上顎第二乳臼歯・・・4咬頭、3根
・下顎第一乳臼歯・・・4咬頭、2根
・下顎第二乳臼歯・・・5咬頭、2 - 3根、3 - 4根管

【乳歯列の特徴】
・歯軸傾斜角が大きい
・オ-プンバイト、オ-バージェットともに小さい(切端咬合に近い)
・歯列弓は半円状
・タ-ミナルプレーンはバーティカルタイプが多い
・生理的な歯間空隙がある(発育空隙、霊長空隙)
・リーウェイスペースがある(上顎で1mm、下顎で3mm)

【生理的空隙】
・発育空隙：4 - 5歳頃に著明になる上顎前歯部の歯間空隙
・霊長空隙：上顎のBとCの間、下顎のCとDの間の空隙


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