駆出期
クシュツキ
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分野名
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解説
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【概要】
心臓の周期は心室の活動を中心に5期に分けられ、その3つ目にみられる
← 心房収縮期・等容性収縮期・駆出期・等容性拡張期・充満期
この時期に、
心室が収縮し、心室内圧が動脈内圧を上まわる
→ 動脈弁が開き、心室内の血液は動脈へと流れる
≪参考:心周期≫
心周期(しんしゅうき)とは、心臓の収縮と弛緩からなる、心臓ポンプの1回の心拍動のこと
心周期の区分
(1)心房収縮期
心房が収縮し、左右の房室弁が開くことで、心房内の血液が心室に送られる
(2)等容性収縮期
心室の収縮が始まる段階。心室内圧は上昇し、すべての弁は閉じる。血液に動きはない。
(3)駆出期
さらに心室が収縮し、心室内圧が動脈内圧を上まわる。動脈弁が開き、心室内の血液は動脈へと流れる。
(4)等容性拡張期
心室筋が弛緩して拡張が始まる段階。血液が動脈へと流れ出た後、心室圧は低下する。心室圧が動脈圧を下回ると、すべての弁が閉じる。心房には血液が流れ込み始める。
(5)充満期
心房と心室がさらに拡張し、心室内圧が低下して房室弁が開き、心房の血液が心室に流れ込む。
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