血管外遊走
ケッカンガイユウソウ
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分野名
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解説
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【概要】
血管中を流れる好中球が血管外に遊走すること
←炎症局所に集まるため
【詳細】
好中球膜上にはLセレクチンやβ2インテグリン(CD11/DCD18複合体)などの接着分子が存在
炎症局所において、マクロファージが炎症性サイトカイン(IL-1βや腫瘍壊死因子)を産生
→ 炎症局所の細静脈血管内皮細胞膜に接着分子であるICAM-1やE-およびP-セレクチンの発現を誘導
→好中球はサイトカインより活性化され、血管内皮細胞に接着
接着した好中球
→ 走化性因子に導かれて血管外へ遊出
→ 炎症局所に向けて遊走を開始
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