細網線維
サイモウセンイ
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分野名
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解説
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【概要】
膠原線維の一亜型
【役割】
1.基底膜の裏打ちとして存在し、それぞれの細胞を機械的に支持
2.基底膜と膠原線維を結び付ける
3.網状の配列により、物質の移動に適する空間を保持
【所在】
1.上皮の内皮細胞下面、すなわち結合組織がこれらの細胞に接する所
← 基底膜に相当
2.脂肪細胞、平滑筋および、横紋筋細胞など、上皮性でない基底膜に包まれている細胞は、細網線維が外側から籠状に包む
3.肝臓の洞様毛細血管の内皮の外側
4.細網組織といわれる、リンパ節、リンパ小節、胸腺、扁桃、脾臓、骨髄は、実質に細網線維の網工が密に発達している
≪参考≫
細網組織:四方へ突起を伸ばす細網細胞と、それが産生した細網線維の網からなる組織を細網組織とよぶ
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