胎児の骨
タイジノホネ
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分野名
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解説
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【概要】
胎児のときの骨組織は成人のそれとはあらゆる点で異なっている。
【詳細】
(1) 骨細胞がのびのびと突起を広げて、細胞体も扁平化していない。
(2) 骨層板が形成されていない。したがって、ハヴァース系もない。骨全体に血管を容れる不規則な腔所が発達している。
(3) 線維は成人の骨のように膠原細線維としてではなく、膠原線維として多量に含まれ、整然たる方向性は見られない。この理由から、線維骨がある。
(4) 石灰化の程度が低い。
明瞭なハヴァース系が見られるのは、満2歳のころである
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