解離性障害・転換性障害
カイリセイショウガイ・テンカンセイショウガイ
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分野名
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解説
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【概要】
・精神症状を解離性障害、身体症状を転換性障害という
・脳波所見は正常
・心理的葛藤が身体症状として現れる
・演技的な人格特徴がある
【症状】
・多重人格
・健忘
・昏迷
・ガンザー症候群(朦朧とした状態と仮性痴呆)
【精神症状】
<解離性健忘>
・最近の重要の出来事の関する記憶喪失が主症状
・完全な健忘は稀であり通常は部分的、選択的
<解離性遁走>
・家庭や職場から離れて旅をする
・遁走期間中の健忘はあるにもかかわらず自分の身体の管理はしており、また行動は第三者からみると正常に映ることが多い
<解離性昏迷>
・昏迷が症状の中心
・随意運動の減弱ないし欠如
・光、音、接触などの外的刺激に対する反応の著しい減弱あるいは欠如
・発語や自発的、意図的な運動が欠如
・筋緊張、姿勢、呼吸、共同眼球運動はあり、睡眠状態や意識障害に陥っているのではない
<トランス及び憑依状態>
・自分が自分であるという同一性の感覚が失われる
・神、狐などの動物、霊魂などに取り憑かれているようにふるまう状態
【身体症状】
・運動麻痺 ・感覚障害 ・失立失歩 ・垂手
・不規則な分布の感覚障害 ・振戦
<けいれん発作>
・いわゆるヒステリー弓や後弓反張
・てんかんに類似するが、咬舌、外傷、尿失禁はない。
<その他>
・視野狭窄 ・失声 ・ヒステリー
【性差】
女性に多い
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