食中毒統計
ショクチュウドクトウケイ
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分野名
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解説
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【概要】
食中毒の患者並びに食中毒の死者の発生状況を的確に把握することを目的として実施される。
・食品衛生法に基づく
・都道府県知事等から厚生労働大臣に報告があったものを対象とする統計調査
・毎年実施
・項目:
原因となった家庭・業者・施設等の所在地、名称、発病年月日、原因食品名、病因物質、患者数、死者数等を集計
・有害化学物質によるものも含む
【結果概要】
2020年前後で見ると、900~1400件(件数であり患者数ではない)で推移
2020年を例にすると、発生原因の4割が細菌(梅雨から夏にかけて多い)、5割がウィルス(乾燥する冬季に多い)
毎年死者は10名前後で、死亡原因の多くはフグ毒とキノコ毒
【原因】
■ 細菌による食中毒
腸管出血性大腸菌
リステリア
カンピロバクター
サルモネラ
黄色ブドウ球菌
腸炎ビブリオ
ビブリオ・バルニフィカス
ウエルシュ菌
セレウス菌
エンテロバクター・サカザキ
赤痢菌
ボツリヌス菌
■ ウイルスによる食中毒
ノロウイルス
E型肝炎ウイルス
A型肝炎ウイルス
■ 動物性自然毒による食中毒
フグ
二枚貝(貝毒)
巻貝(キンシバイ等)
■ 植物性自然毒による食中毒
毒キノコ
有毒植物
■ 化学物質による食中毒
ヒスタミン
■ 寄生虫による食中毒
クドア
アニサキス
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