Scarlet fever
Scarlet fever
-
分野名
-
解説
-
【概要】
好発年齢は2~8歳で、性差はみられない
急性熱性全身感染症
【詳細】
原因菌:溶連菌(法定伝染病の一種)
→A群β溶血性レンサ球菌による感染症
以前は高死亡率の疾患→最近は軽症化
周期性の流行
【症状】
3~14日の潜伏期
・発熱後数時間から1日のうちに発疹が現れる
・咽頭痛があり頭痛、倦怠感をともなう
・嘔吐を初期に起こすため、消化器疾患と間違われる
初期:急激な高熱、頭痛、咽頭痛
→悪心、嘔吐
特徴的な発疹:頸部、胸部から出現し、顔面、四肢に拡大
←粟粒大で紅斑が密集、角化あり、出血傾向あり
←苺状舌が特徴的(舌全面の発赤腫張とともに舌乳頭の発赤腫張)
口囲蒼白:口唇周囲は蒼白状
扁桃:発赤腫張、黄白色の膿性滲出物が付着
3~5日で症状は消失
【治療】
小児科的治療が主となるが、ペニシリン系抗生物質が有効
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。