う触
ウショク
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分野名
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解説
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【主症状】
痛み、欠損、変色
※象牙質がう触になると着色し、軟化
※重度になると歯髄が充血する
【要因】
細菌、歯質、糖分、時間
【発生機序】
(1)歯の表面にプラークが発生
(2)プラーク中の細菌が、食物中の糖を分解・発酵
(3)作られた酸・酵素で、歯の無機質が脱灰、有機質が分解
※プラーク(歯垢)
歯の表面に微生物が高密度に集落を形成した付着物
【好発年齢】
5~8歳、15~20歳、
45歳以上
・進行度で分類される
C1-エナメル質のみう触。痛みはない
C2-象牙質までう触。黒いしみ。水や空気が染みる
C3-歯髄腔までう触(歯髄炎)
C4-歯冠が崩壊し、歯根のみが残る(残根状態)
【治療】
<C1の場合>
エナメル質の脱灰部分(黒くなった部分)を除去する。
※欠損部分がわずかな場合:接着性修復材を応用
<C2の場合>
う触象牙質を除去
※う触が歯髄に近接している場合:
(1)歯髄の保護を行う
(2)欠損部分を修復材で修復
<C3の場合>
歯髄の保存が可能か診査
保存可能→保護剤により歯髄保存
保存不可能→歯髄を除去
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