解剖学的死腔
カイボウガクテキシクウ
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分野名
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解説
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【概要】
呼吸の目的は、血液中に酸素を取り込み、二酸化炭素を排出すること。そのためには、空気が肺胞内に入る必要がある。
呼吸において、体内に残留した呼気(鼻・口から肺胞手前の空気)は、体外に出されることなく吸気と共に肺胞内に吸引される。これは血液中の酸素・二酸化炭素交換においては無効なもの。
→この容積を解剖学的死腔という。
成人の解剖学的死腔=150ml
ちなみに~
・気管内挿管は、解剖学的死腔を2/3に減少させる
・気管切開は1/2に減少させる
・フェイスマスクや麻酔回路は機械的死腔が加わり、相対的に死腔量が増大
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