咬合誘導
コウゴウユウドウ
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分野名
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解説
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【広義】
・永久歯咬合が完成するまでの間、歯、顎、顔面が正常な成長発育を獲得し、
健全な永久歯咬合が成立するために行う、すべての努力のこと
・齲蝕予防、歯冠修復、歯内療法、保隙など
【狭義】
・保隙、乳歯の咬合調整、空隙回復処置、空隙収縮処置、歯の小移動、口腔習癖の除去などの手段により、
咬合異常の発生防止あるいは咬合異常の早期治療を行い、正常な永久歯咬合に誘導すること
【保隙装置の適応】
● II A期
・乳前歯の早期喪失→可撤式保隙装置(審美性の回復も可能)
・第一乳臼歯の早期喪失→クラウンループ
・第二乳臼歯の早期喪失→クラウンディスタルシュー
● II C期
・第一・第二乳臼歯の早期喪失→可撤式保隙装置、クラウンループ
● III A期
・リンガルアーチ、Nanceのホ-ルディングアーチ、可撤式保隙装置
● III B期
・リンガルアーチ、Nanceのホールディングアーチ
【6の異所萌出に対する処置】
・軽度で、萌出し始め→Eの遠心面をディスキング
・Eに食い込んでいる場合→Eを抜歯して6を遠心移動
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