呼吸性アシドーシス
コキュウセイアシドーシス
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分野名
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解説
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アシド-シスはアシッド(酸性)状態であることを示す。
ちなみにアルカロ-シスはアルカリ(塩基状態)であることを示している。
【原因】
・呼吸性アシド-シスの原因は肺胞内換気量の減少により、生体内で生成された(CO2)が呼吸により体外に排出されず(高CO2血症)になった状態
《異常》
・肺によるガス交換の障害、呼吸中枢の異常、胸郭、呼吸筋の異常などが挙げられる。
【治療】
・治療は呼吸抑制の原因の除去である。
《参考:代謝性アシド-シス》
代謝性アシド-シスには血液中にH+が過剰に蓄積して起こるものと血液中から重炭酸塩(HC03-)が喪失して起こるものがある。
H+が過剰に蓄積して起こるものには糖尿病性ケトアシド-シスのように体内で異常な酸が生成されたり、腎からのH+の排泄が傷害される場合、体外から酸が付加される場合がある。
血液中から重炭酸塩(HCO3-)が喪失して起こるものでは腸からのHC03-の喪失や腎からのHCO3-の排泄増加がある。
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