笑気吸入鎮静法
ショウキチンセイホウキュウニュウ
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分野名
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解説
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代表的な鎮静法である。笑気鎮静法ともいう。
笑気ガスを20 - 30%で用いると、鎮静状態が得られる。調節性に優れ、回復も速いが、固体によって効果の差が大きく、診療室汚染や鼻閉の患者には使用できないなどの欠点もある。
【特徴】
・笑気(亜酸化窒素):30%が上限!
・MAC: 105%(大きい)
・麻酔作用弱い
・血液/ガス分配係数: 0.47(小さい)
・導入・覚醒速やか
《禁忌》
・呼吸器系疾患(鼻閉、上気道感染など)
・過換気症候群や喘息も禁忌である
・鼻マスクが治療の妨げになる
・体内に閉鎖腔がある
・中耳疾患(中耳炎などで中耳内圧が上昇している場合)
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