腎機能の調節
ジンキノウノチョウセツ
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分野名
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解説
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【概要】
尿量及び尿成分の調節
→神経性調節とホルモンによる調節がある。
【神経性調節】
腎を支配する自律神経は第10~第12胸神経の交感神経
輸入細動脈および輸出細動脈の収縮の大きさをコントロール
→糸球体の濾過量を調節
【ホルモン性調節】
主に抗利尿ホルモンとアルドステロンによる
・ 抗利尿ホルモン(バソプレッシン)
抗利尿ホルモン(下垂体後葉から分泌):遠位尿細管および集合管に作用して、水の再吸収を促進し尿量を減少
←抗利尿ホルモン分泌が減少
→尿崩症
→1日の尿量が30Lになることもある
・アルドステロン
副腎皮質から分泌される
主に集合管の上皮細胞の主細胞に作用
→集合管でのNa+の再吸収を促進すると同時にK+の分泌を促進
→尿中のK+排泄量が増加
・サイロキシン
糸球体における濾過を促進
→水の再吸収を抑制
→尿量を増加
・パラトルモン
尿細管でのリン酸の再吸収を抑制
→リン酸の排泄を増加
・副腎髄質ホルモン
アドレナリンやノルアドレナリンが増加
→基礎代謝率が上昇
→糸球体の血圧が上昇
→濾過圧が増加
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