セメント質
セメントシツ
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分野名
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解説
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【概要】
・最大の働き
→歯を歯槽内に固定、支持すること
・無機質67.5%、有機質18%、水12%
→象牙質と類似
・歯周組織として分類
←歯根膜、歯槽骨、歯肉と同様
・組織学的分類は
→「無細胞セメント質」と「有細胞セメント質」に分類
・歯牙の固定に関与
セメント質はシャーピー線維(歯根膜線維)の一方の端を封入(他端は歯槽骨内に封入)
←シャーピー繊維により、歯は歯槽骨内で固定
・セメント質の厚み
→セメント-エナメル境付近で20μm程度、根尖に向かうに従い厚みが増し、150μm程
【詳細】
セメント質は歯根象牙質を覆う石灰化組織
→歯肉退縮しない限り、歯肉と歯槽骨に囲まれ口腔内からは観察できない
有機質の大部分:I型コラーゲン線維
←線維間に少量の糖蛋白質、プロテオグリカン等が存在
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