早期脱落
ソウキダツラク
-
分野名
-
解説
-
【概要】
標準的な乳歯脱落期より早くに乳歯が自然脱落
【原因】
局所的原因→外傷・慢性根尖性歯周炎
全身的原因→低フォスファタ-ゼ症・先天性掌蹠角化症
・第一大臼歯や側切歯の異所萌出が原因
→第二乳臼歯、乳犬歯に異常な歯根吸収が生じて早期脱落することがある
・ Papillon-Lefevre症候群、低ホスファターゼ症、 Coffin-Lowry症候群など
→早期脱落が報告(歯根吸収なく脱落)
【参考:過剰歯】
・好発部位は上顎正中部
・永久歯に多い
【参考:斑状歯】
・永久歯に多い
・第二乳臼歯発育不全による白斑
・フッ素による白斑(フッ素濃度1 - 2ppm以上)
【参考:タ-ナーの歯】
・上顎第一小臼歯、下顎第二小臼歯に好発
・エナメル質の減形成を伴う
【参考:タウロドント(長胴歯)】
・下顎第二乳臼歯に出現する
・くる病やクラインフェルタ-症候群で見られる
【参考:萌出遅延の原因】
・鎖骨頭蓋異形成症(粘膜下や顎骨内に多数の埋伏歯)
・ダウン症
・無汗型外胚葉異形成症(完全あるいは部分無歯症)
・くる病
・副甲状腺機能低下症(エナメル質形成不全、歯根膜腔の拡大、下顎第二乳臼歯のタウロドント)
【参考:ボトルカリエス】
・上顎乳歯(D - D)に限局したカリエス
・上顎第二乳臼歯は実質欠損あるいは白斑を生じる
・卒乳は約1歳
【参考:エナメル質形成不全】
・局所的なエナメル質形成不全は、エナメル質実質欠損やエナメル質石灰化不全による
・全顎的なエナメル質形成不全は遺伝性のエナメル質形成不全症
【参考:新産線】
・出生時の石灰化不全
・乳歯と第一大臼歯にのみ認められる
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。