象牙質形成不全症
ゾウゲシツケイセイフゼン
-
分野名
-
解説
-
【概要】
・遺伝性象牙質形成不全症ともいう
・象牙質の形成障害
←遺伝的要因
・歯牙色:透明度の高いオパール
・中胚葉性組織に障害
・象牙質形成不全症の8割が、骨形成不全症を合併
【遺伝様式】
常染色体優性遺伝
【症状】
・異常色調
・顕著な咬耗←エナメル質剥離
・象牙質の低石灰化
・象牙質細管の減少
・歯頸部狭窄
・細く短い歯根
・歯髄腔や根管の狭窄
≪分類≫
Shieldsによる分類
( I 型)骨形成不全症に随伴
( II 型)単独で発生する:遺伝性オパール様象牙質(hereditary opalesent dentin)
( III 型)殻状歯
【参考:エナメル質形成不全】
・減形成→器質形成期
・石灰化不全→石灰化期
・1 - 2歯:
先行乳歯の外傷もしくは根尖歯周炎が原因→Turner歯
・数歯 - 全体:
栄養障害(特にビタミン類欠乏)、発疹性疾患、先天性梅毒、フッ素過剰摂取、血液型不適合
・ちなみに、エナメル質は外胚葉由来である
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。