内部吸収
ナイブキュウシュウ
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分野名
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解説
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【概要】
象牙質の歯髄側からの吸収のことをいう
【特徴】
・生活歯髄切断法の予後不良例や外傷の予後観察中にみられることがある
・また、歯冠の一部がピンク色に変化する場合があり(ピンクスポット)、エックス線写真で内部吸収が認められる症例があるが、原因は特定されていない
・乳歯の生理的歯根吸収後期から脱落期にも歯冠の内部吸収が認められる
・不可逆性の慢性歯髄炎による
・歯髄が肉芽性変化をきたすと、肉芽性病変内に破骨細胞が出現し、根管壁が吸収
・無症状で経過することがほとんど
・内部吸収の処置は抜髄
・好発部位→前歯部
・エックス線→円形吸収像
【参考:外部吸収】
【概要】
歯根表面から象牙質やセメント質が病的に吸収されること
【原因】
不明なことがほとんどだが、歯の再植後に生じることが多い
【処置】
通常の根管治療を行って、進行が停止する場合もあるが、実際の臨床では歯根端切除を行うことが多い
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