副腎皮質ステロイド剤
フクジンヒシツステロイドザイ
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分野名
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解説
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ステロイド性抗炎症薬・ステロイド性消炎剤のこと。
【特徴】
副腎皮質ホルモンの糖質コルチコイドとその合成化合物
・コルチゾン
・ヒドロコルチゾン
・プレドニゾロン
・デキサメタゾン
・トリアムシノロン
などがある。
炎症の原因に関係なく強い抗炎症作用があり、炎症の全過程を強く抑制する。
糖代謝では、糖新生の促進、グリコーゲンの分解、糖の末梢での利用抑制により血糖値を上昇させる。
炎症のケミカルメディエーターであるプロスタグランジンやロイコトリエンの合成を阻害して抗炎症作用を示す。
【副作用】
満月様顔貌、消化性潰瘍、浮腫、糖尿病、感染症の誘発など
《長期投与》
易ショック・易感染傾向・代謝障害
・易ショック
→手術刺激などにより容易にショック状態
・易感染傾向
→難治性である
・代謝障害
→糖代謝障害が代表的
・グリコーゲンの蓄積傾向
→糖尿病に似た症状
【注意】
・顔面神経麻痺には有効
・三叉神経痛には無効
【絶対禁忌】
精神神経症、消化性潰瘍など
【比較的禁忌】
心臓血管障害、陣機能障害、糖尿病、骨粗鬆症など
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