壁細胞
ヘキサイボウ
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分野名
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解説
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【概要】
・丸みを帯びた円錐状の細胞
・細胞内分泌管という細管を備えているのが特徴
・分泌顆粒はなく壁細胞は塩酸(胃酸)を分泌
【詳細】
円錐形の先端を腺腔に、底を基底面に向けている
活性期に深い細胞内分泌管という細管を備える。その壁面には微絨毛が突出
細胞質は多量のミトコンドリアを含み強い酸好性を示す。
ミトコンドリアはプロトンポンプを動かすためのATPエネルギーを供給する。
壁細胞の塩酸分泌は迷走神経(アセチルコリン)によっても促されるが、ヒスタミンとガストリンによって著しく亢進する。また塩酸分泌を抑制する消化管ホルモンも知られている。
ビタミンB12 の小腸からの吸収に必須の内因子は、壁細胞から産生される。
≪参考:固有胃腺≫
・胃底腺ともよばれる
・分泌部は粘膜の表面にほぼ垂直に固有層内に伸びる。
・腺底はほとんど粘膜筋板に達する。
・主細胞、副細胞、壁細胞、幹細胞、基底顆粒細胞の5種類の細胞からなる。
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