放射性骨髄炎
ホウシャセイコツズイエン
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分野名
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解説
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【概要】
骨組織自体の障害、骨への血行障害、骨髄機能障害によるもの。
→このような理由なので、宿主の免疫能の低下、易感染性となる
→顎骨に放射線が照射されてから1年間は抜歯は避けるのが賢明
【詳細】
■原因
口腔癌、咽頭癌の放射線治療の既往歴、照射野の骨壊死、腐骨形成
■症状
骨露出、圧痛、ときどき急性化(腫脹、疼痛)
■画像検査
パノラマ、後頭前頭方向像で虫喰い状不透過像、腐骨分離像、99mTc骨シンチグラムで病変部集積像
■組織所見
骨壊死像(骨細胞消失)、骨吸収像(吸収窩)、肉芽組織(腐骨分離に伴う)増生
■治療
急性期:抗菌薬、慢性期:皮質骨除去術、病変部切除術
■備考
口腔癌の再発の有無を調べるための組織検査が必要
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