慢性歯肉炎
マンセイシニクエン
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分野名
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解説
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【概要】
プラーク付着後2~4週間
→歯肉結合組織の破壊は顕著
→歯肉炎が確立
【詳細】
炎症は歯肉の深部にも広がるが、歯槽骨までは達していない。慢性炎といっても一部に急性炎の部分も存在する。
■接合上皮・歯肉溝部の病理的変化
・上皮の細胞間空隙の拡大
・接合上皮の側方増殖(上皮突起)が激しく、さらに根尖側移動が始まる(セメントエナメル境を越える)
・ポケットが形成され、歯肉溝上皮はポケット上皮となる(最初は仮性ポケットであるが、やがて真性ポケットも形成される)
■結合組織部の病理的変化
・プラズマ(形質)細胞が優性となる
・コラーゲン線維の消失が著しく、広範囲に広がる
・血管拡張は広範囲で、リンパ球、好中球の浸潤もある(急性炎症部も存在する)
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